好きなことをするとどうなるんだろう
好きな事を仕事にするとは、頑張ろうと思わなくても、自然に頑張っている自分がいる、という夢中で仕事ができる状態です。
あなたが何のために仕事をしているのかは、あなただけの思いや理想でいい。
仕事に対する考え方も喜びも様々でいいと思います。
金塊を積み上げることに喜びを感じる人もいれば、皆でよくなっていくことに喜びを感じる人もいる。
何が良くて、何が悪いかという事なんてないですよね。
好きなことを仕事にしようと思った時に一番気になることが、
「そんなこと出来るんだろうか」
「失敗したらどうしよう」
という感情だと思います。
好きなことを仕事にするなんて仕事として成り立つわけない=失敗、
という観念がついてまわるかもしれません。
そもそも、ビジネスをしていたら、上手くいかないことなど山ほどあります。
少しくらい上手くいかないことがあっても、それがイコール失敗と捉えない方がいいですし、大切
なのは、失敗したかどうかではなく、その失敗を乗り切れるかです。乗り切れば1つ成長したと言えます。次にはその失敗を防げるし、活かすこともできます。
そして、起こった事に対して夢中で取り組めるのが、好きなことを仕事にする大きなメリット。
その仕事をしているだけで楽しい。
ずっとやりたかったこの仕事が現実になって嬉しい。
としたら、好きな事の方が、失敗を乗り切る時の力も出やすいのではないかと思います。
これは私の経験からかなり実感があり、好きな事をしていると、自分のことを好きだと感じる事が多くなりました。
もちろん、どんな仕事でも良い時も悪い時もありますし、難しい問題を抱える事もある。
でも、好きな事を仕事にしていると、その問題を乗り越えていくこと自体が楽しみにもなります。
好きな事を夢中でやっていると、同じような人達があなたの周りに集まってきます。
理想が最初から明確にある好きな事を仕事にすると、あなたの思いや考えに共鳴し共感してくれる人達が集まるのです。
チームとして協力して仕事ができれば、更に収益を上げていくことができる。
好きな事だけで生きていけるのかは別として、基本的に好きな事を仕事に出来ることはより多くの幸せを仕事で感じられますね。
それには、自分の「好き」をしっかり理解して置くことは必須。
人間関係でもビジネスでも同じです。
ここが曖昧でブレていると、方向性を見失います。
ちょっといい話を聞いて、すぐに「上手くいくかも知れない」と吸い寄せられていくのは危険です。ビジネスはそういう意味で、そんなに甘くない。
好きな事を仕事にすることは大いにあり得る話ですが、それはどんな事でも好きなら上手くいくということでも、思い付きでやって上手くいくということでもありません。
好きな事をやるにしても、一点突破するくらいの覚悟は必要です。
好きな事ならその覚悟がつけやすいですし、困難も夢中でやり切る確率は格段に上がるということです。
好きでないことをお金の為にやっている場合、困難を乗り越えるのは精神的な苦痛を伴う場合が多いですが、仕事とはそういうものだとずっと思って働いて来た人は多いのではないでしょうか。
好きな事を仕事にするのは素敵な事ですが、決して好きだから楽ということではないので、しっかり考えて前に進みましょう。
好きな事&出来る事&ニーズ
私はAmazonが大好きなので、買い物は特別なものでない限りAmazon一択です。
そういう人は多いと思いますが、なぜ自分はAmazonで買い物するんでしょうか。
探している物がAmazonに無いだけで、買い物自体が面倒になるくらいです。
考えたことありますか?
「なんでAmazonで買うんだろう?」
こんなことを考えるのもビジネスの学びになります。
- 商品の検索が楽にできる
- カートに入れてから決済までが簡単
- 商品が届くのが早い
- いつ届くかカートに入れる前に分かる
- 置き場所の指定ができる(変更も簡単)
- キャンセル、返品などが簡単
- ポイントの使用が簡単
他にも探せば出てくると思いますが、大体ポイントはこのくらいです。
ここで考えてみてください。
他がダメと言うわけではないですが、Amazonの買い物の流れは実に良く出来ていて、離脱を無くすための流れが完璧に考えられているように思います。
なので、皆さんも多分、プライムというサービスを買ってしまっているのではないでしょうか。(プライム会員でないとメリットの質が極端に落ちる)
私達客のニーズを満たしている。
決してAmazonが全てにおいて安価なわけではなくても、「それでもいい、便利だから」という信頼を得ている。
ニーズを満たすと、人は価格について気にならなくなる解りやすい例ですね。
私達は起業するとき、好きな事をするのか、出来ることをするのかを考えますが、加えてお客様のニーズというのは大事です。
全てを満たす仕事(好きな事+出来る事+ニーズ)ならうまく行かない訳がないですね。
好きな事を仕事にする時に、ターゲット層を決めて、ニーズを考えそこに出来ることをプラスしていくなど、しっかりと考える必要があります。
出来る事というのは、時間に余裕があれば、増やすことが出来ます。
これが自己投資です。
好きな事をやって出来ることを増やしていくと、仕事に面白味が出て来ますし、
成果も上がっていきます。ビジネスをしていて、自己投資が出来ない又はしないのは致命的だと言えます。
今の状態で留まってしまうと、周りは進んで行くのですから、実際には後退しているのと同じです。
是非、自分に投資することも考えて仕事をより成果の上がるものにしていきましょう。
そしてビジネスは考えることがとても大事。
女性は数字が苦手ですが、同業他社のリサーチをして、良いところは見習い、考えて自分のビジネスモデルを作っていく。
ビジネスはこの繰り返しです。
だからこそ、好きな事を選択する方が、モチベーションを下げずに、考えて前に進めます。
考えるのは楽しいですね。自分の作る物やサービスを手に取ってくれた人が喜ぶ顔が目に浮かぶと、この仕事をやっていて良かったと思えます。
それが励みになって、又考えて前に進んでいける。
考えるうちに新しい好きな事がプラスされていく場合もあります。
好きな事と出来る事、世の中のニーズを考えて進めましょう。
レッドオーシャンでは成功できないのか
競争が激しい分野、世で言う「レッドオーシャン」では生き残れないという考え方があります。既に多くの人が参入し売れまくっている業界では難しいという。
ではレッドオーシャンでは無理なんでしょうか、と考えると、私はそうではないと思っています。
多くの人が参入しているのは利益が上がっているからです。
そして初めて起業する人にとって、良い見本が数多くあるということでもあります。
ですから、そこに自分にしか出来ないものをプラスする考え方や、他のことを絡めてビジネスの軸をずらすことを取り入れれば、独自性のあるあなただけのビジネスを作ることは可能です。
更に、小規模ビジネスの場合、大手企業と違い、桁外れの売り上げを上げなくても、
自分が生活するお金が稼げればいいわけで、
となると、逆に成功例の多い業界の方がやりやすいと思います。
今の世の中、ないものはないと言っても過言ではないと思います。
スティーブジョブスがThink different でiPhoneを発表した時のような、世の中になかった新しいものは、そう滅多に出てくるものではありません。
私達が、好きな事を仕事にしたい、と考えた時にも、そのビジネスは既に世の中にある場合が殆どです。
中にはとてもニッチな分野で、そんなこと誰もやってないというような仕事をしている人もいますが、(さかなクンはニッチなところから有名になった)ニッチなビジネスをするには、それこそ覚悟が必要です。
応援してくれるリソースを持てるように長期間に渡り、信頼をコツコツと積み上げる必要もあるでしょう。
比べて、レッドオーシャンの分野は成功例が沢山あるのですから、特に小さい規模での起業なら、小回りを利かせたサービスで対応するなど、方法はいくらでも考えられます。
個人起業や小規模起業の場合は、レッドオーシャンであっても
「あの人に任せたらまちがいないよね」
というような、信頼を積むことが強い武器になります。