「健康に育ってくれたら、それで十分だから」と
生まれてきてくれたことに感謝したあの日。
子育てとはなんだろう
子育てと願い
健康だけに感謝したスタートから子供の成長と共に、様々な希望や期待が生まれるのは普通のことです。
・人のことを思える人に育ってほしい
・好きなことで生きていってほしい
・愛される人になってほしい
・目標達成を諦めずに頑張ってほしい
・人のためになる仕事をしてほしい
・お金が稼げる安定した生活を手にしてほしい
などなど
子供の成長と共に親の方の期待が変化してきます。
ですが、立ち止まって考えてみると上にあるような期待は全て
子供自身が自分で望んでこど成し遂げられるもので、親がする子育てという意味では全くズレている期待だと思います。
子育てにだって、自分が目指す目標を設定しておく方が、感情に無理まわされずに進むコツかも知れません。
親ができる子育て
親ができるのは子供自身の発想やイマジネーション、思考を幅広いものにしてやれる環境作りや、
そのための健康の維持サポートくらいでしょうか。
ですが、どうしても親が道を作ってしまいがちです。少し前までは、それでも世の中ではまだ安全なレールがいくつかあったので、そのレールに乗るというのも、一つの選択肢としてあったかも知れません。
親は、安全というレールに子供を導こうとしたりします。
これは正しい間違っているということではなく、根本的にズレていると私は思っています。
それは「誰のための子育てか」
子供が自分の幸せを自分で作れる人に育つことが、子育ての意味なはずです。
自律
子育ては子供の自律のためです。
子供が自律するということは、親から離れ、家族を持ったり生涯をかけて打ち込む職業に出会ったり、
その中で自分を発揮していくこと。
自分の役割を果たすことで幸福感や充足感を得ていく。
その時、親は一番ではなくなるわけです。
子供の自律と共に、親の側も自律していないと、子供を追いかけていくような形になりがちで、
そうなると親も子も軽やかに自分の人生を生きれなくなる。
依存して生きるような形になりがちです。
もうお分かりだと思いますが、
子育てを通して、親の方が自分の自律という意味で卒業できるのです。
そして、大人として親も子も依存のない信頼関係ができます。
親子の関係では感情が渦を巻くような出来事も多いので、難しいことも多いです。
でも、時々自分の子育てに対しての軌道を修正しながら、
最終的にお互いに自律したハッピーな成長を遂げられるように進みましょう。