信頼は最強
人間関係は自分の人生を創るうえで、良くも悪くもとても大きく影響します。
言い方を変えると、人間関係で信頼を築けたら、どんなことも上手くいくのではないでしょうか。
なぜなら、生きていること自体、人との係わりで成り立っているからです。
自立して生きるということは人と係わらないという事ではなく、むしろ人と係わって生きているからこそ、自立ができるのです。
人一人の周りにはいろいろな人間関係が存在しています。
- 同僚との関係
- 上司との関係
- パートナーとの関係
- 子どもとの関係
- 友達との関係
- 知り合いとの関係
- 近所の人達との関係
- ビジネス仲間との関係
- 趣味のコミュニティーの人達との関係
まだまだ沢山の関係を持って、私達は生活し生きています。
関係が濃い薄いといったことはありますが、この関係の中で1つでも問題が起こると、
たちまち感情が揺さぶられてしまい、他の関係にまで影響することもあります。
ビジネスに至っては、関係が崩れてくると、成果にも影響し、更には収入の増減にも波及します。
この数々の関係を良いものにしていくには、関係を築く以前に「自分らしさ」や「理想の自分」「自分の好み」をしっかりと理解している必要があります。
そのうえで、相手を尊重する。
自分が解らなくては相手を尊重することは出来ません。
よく「相手の事を考えているのに」という発言がありますが、その裏には、自分を押し殺して相手に合わせているという状態が隠れています。
それは相手を尊重しているのではなく、
自分を開示できないまま相手に合わせているだけです。
相手を尊重し合えることこそ、信頼を育てられる関係だと思います。
私達は一人では生きられない
そしてどれだけの関係があって、自分が行動出来ているのかというのも分かっていた方がいい。人は何をするにも、人の手を借りて生きているというのは、いろいろな場面で解ります。
食べもの、着るもの、ゴミの処理、もちろん仕事、恋愛、スポーツ、趣味。そういった日常を送るための全ての事において、人と係わって成り立つ生活です。
大分前になりますが、友人が言ったことに、
「私は山に籠っても生きていける。人と係わるより一人の方がいい」と。
確かに、世捨て人という言葉があるように、人との関係に疲れ又はもともと人が嫌いだという人もいるでしょう。そういう人は山に籠って生きる方が楽なのかも知れません。
ですが、山に籠ったところで一人で生きているわけではなく、どこかに誰かが生きているから、籠ることが楽だと思えるのだと、知るべきだと私は思います。
それと同じで、私達が仕事をし、家庭生活が出来るのは自分や友達や家族のお陰だけではなく、ビジネス仲間や、又その仲間の人達や、一番にお客様のおかげ、というように、多くの人がいるから成り立っているんですよね。
孤独を楽しめるのは、孤独じゃないからです。
一人の力はとても小さい。どんなにスキルの高い人でも能力のある人だとしても、一人では1倍の力も出ません。
でも、ビジネスパートナーが出来たら、やっと自分の力を引き出し合って、1倍になる。
それが又一人、又一人と仲間が出来れば、自分の力は10倍にも20倍にもなるものです。
一人が持つ経験は小さなものですが、仲間はそれぞれ違う経験をしています。
一人の能力が素晴らしい物であっても、自分が知らない事、出来ない事をできる人が仲間にいたらどうでしょう。
「私達が何かしたら、すごいことが出来るかも」
そんなことを皆で話せるような仲間がいたら、ビジネスは楽しいものになりますね!
これからのビジネス
ビジネスでは、上手くいくことばかりではありませんから、良い時は皆で喜び、悪い時はアイディアを出し合って、自分のことのように考えてくれる仲間がいるのはとても強いのです。
特にパンデミック以降、社会は変化したことで、私達は仕事についても真剣に考え向き合って来ました。
そして、今誰もがチームで仕事をする方向です。
それは、一匹狼で戦うとか、ヒーローについて行く、という力の時代は終わったからだと、誰もが感じているのではないかと思います。
自分の持ってる力や知恵、スキルをシェアーして一緒に考えていくことで、自分も誰かから同じように知らない事を教えてもらえるというような、自立した人達のチームが大切だと考え、仲間作りを考える時代になりました。
もし、あなたが未だに一匹狼的な仕事の仕方をしているなら、あなたらしい力を発揮できる場所を見つけ、積極的に仲間と一緒に考えていくと、ビジネス的にもあなたの人生にも、得るものが大きいのではないかと思います。