稼ぎ方と働き方
稼ぎ方と働き方は違うものだと私は思っています。
ビジネスをしている以上、稼ぐのは当たり前です。
稼ぐためにビジネスを構築していく。
一方で働き方というのは、生き方によるところが大きいと思います。
つまり、稼ぐという目標を持つことは同じ、でもどう稼ぐかは生き方によって変わって来る。
ですから、「月に100万円稼ぐ方法」と「好きな事を仕事にする方法」は例え同じ金額を稼いでも、違うということですね。
稼ぎ方と働き方は違う。どちらかを優先させて仕事をしているものだと思います。
目標を月商100万円として、そのために休まず働くのもあり。
週に4日だけ働くのもあり。何を働くことの目的にするのか、それも自由です。
そして人を雇うのか、一人でやるのか、チームで仕事をするのか、その働き方は自由に選べるのが起業をする大きなメリットです。
脱サラという言葉がありますが、脱サラしたい理由は時間の自由がNO1。
決して怠けたいのではなく、24時間を又は365日を自分で決めて働きたいという事です。
私の例でいうと、サラリーマンだった昔、
その頃は不要な残業や、忘年会にはマストで参加しなくてはならないことが、とてもストレスでしたが、自営業になってから、そういう事から解放されました。
ですが、起業した当初、土日もなくしかも朝8時~夜遅くまで働いていました。
サラリーマンだった頃の方がよっぽど時間があったというわけです。
自由であるというのは人にとって大切で、人に言われて働くのではなく、自分で決めて働く自営業は、ストレスにならない。
年に2・3度海外に2週間ほど出ていますが、前後が鬼のような忙しさであっても、自分が納得すれば、そのように時間をつくることも可能なのが、自営業の大きなメリットです。
今は海外からオンラインで仕事が出来る便利な時代になりました。普段時間がなくても自由な方が私には合っていて、今では自営業以外考えられなくなっています。
稼ぎ方は経験と学びの中で、自分の選択によって決めていくものです。
やっていくうちに、稼ぎ方にも自分の好きなやり方とそうでないやり方があることを、理解していけます。
どんなに稼げても、この仕事は受けたくないとか、ということも自分の価値観での区別ができるようになります。
つまり、生き方が稼ぎ方に係わっているのです。
自分がどうやって働いてどのくらい稼ぐのか、それにどんな満足感が伴うのか。
思っている満足を得るためのコツは『諦めない』こと。一つ一つの経験が、自分の仕事のスタイルを作り、なにより、何のために働いているのかということも腑に落ちていきます。
良い意味でマイペース
マイペースで生きている人が自分を甘やかして怠けているわけではないと思っています。
逆に自分のペースを理解している人は強い。
なぜなら、人と比べて遅いとか早いとか、無駄な思いでモヤモヤすることがない分、仕事の効率は上がります。
仕事が楽しくもなります。
結局のところ、自分の行動でしか未来は変わらないのですから、行動すればした分だけ未来というのは開けていく。
逆に止まってしまえば後退する。
それを理解した上で、自分のペースを持っている人はすごいと思います。
あくまでもマイペースですから、のんびりしている時もあれば、ハイペースで動く時もある。
ですが、常に周りと調和を取りながらも自分の価値観や志、信念が基準で、自分のペースを作れると、働くことが楽になります。
仕事をしていて、未来を想像できる時、
「これを頑張るとこんな未来があるんだ」
と思える時は、自然とハイペースで頑張れます。
でもその未来が見えない時は、落ち込んだりスローになります。
ということは、諦めずに前に進むためには、未来を想像して頑張れる状態にしておけばいいというわけです。
良い時もあれば、悪い時もある。
では、そのために何が必要か。人・物(お金無含む)・時間。それは人によって必要と思うことの判断が違いますが、最近では多くの人がチーム(人)だと感じているようです。
それぞれの人が自立しているチーム。
誰かが倒れそうになったら皆で支える。
自分は支えてもらっているという安心感が、自分の力以上の力をうむ原動力になります。
それぞれがその人のペースを尊重しているチームは個人の力を伸ばしてくれると思っています。
マインドを整え、自分のペースで前に進めば、進む距離は人によって違っても、皆、前に進んで行けます。
私は、信頼できるチームでの仕事は最強だと考えています。なぜなら、困難に出会っても、諦めないという選択ができるからです。
諦めないと決める
1つの事業を立ち上げたとします。
好きな事がやっと仕事にできた喜びで、毎日の雑務もなんのその。
楽しく前を見て仕事ができるのが幸せです。
さて、ビジネスをしていると、世の中の流れで一瞬で利益が落ちたり上がったりすることがあります。
一瞬は大げさかもしれませんが、数か月の流れで変化することはあります。
例えば、Googleのアップデートにより、ECサイトも実店舗も、あっという間に売り上げが落ちるというのを聞いたことがありますか?
朝起きたら、アクセス数が全く違うとなると、誰でも「対処しなければ」と思います。ビジネスをしていると、突然の落ち込みやトラブルが起こります。
私達は今、コロナの問題で、いかなる職種でも起こりうる突然の変化を体験していますが、今起こっている変化は、想定内のGoogleアップデートによる変化などとは違い、ほとんどの人にとって、誰にも予測できなかった変化。
それによって、仕事の流れが全く変わるのですから、「もうだめかも知れない」と思う人がいても、おかしくない。
ですが、どんなに売り上げが落ち込んでも、ビジネス自体をそれで諦めてしまう人もいれば、それでも諦めない人もいます。
そこで、「諦めない」というのはどういうことでしょう。
コロナの問題を例にすると、分かりやすいと思います。
突然の変化で、人が人に会ってはいけないとなった時、おおまかに二つの考え方がありました。
1つは、コロナ以前の状態に戻すにはどうすればいいか。
2つ目は、ビジネス自体を新しい時代に変化させていくにはどうすればいいか。
今では、2つ目の変化に対応する考え方を持ってビジネスを軌道修正する人が多数になったと思います。あまりにも長くそして速い変化の流れは、それに対応してビジネス自体を変化させる方が存続出来るよい道だと考える人が多くなった。
変化によりどれだけ落ち込んでも、その仕事を今まで通り続けていけるように、あるいは何がなんでも元に戻すために頑張るということが「諦めない」ということではないと思います。
もちろん、良い状態に戻そうとすることは、悪い事ではありません。
ですが、時にはそれを切り捨てるという判断が後の繁栄につながることもあります。
世の中の変化と同じ速度で、自分も変化していかないと止まってしまう。
「諦めない」というのは、今やってることにしがみつく事ではなく、又投げ出すことでもないはずです。
自分の目先の目標ではなく、ビジネスをすること自体の目的を達成するために、今目の前で起こっていることを冷静に判断し、自分の人生においてのビジネスの目的を成し遂げることを「諦めない」という事だと言えます。
諦めないということを、シンプルに心に刻むといいのではないか、と私は自分と会話してやって来ました。
『諦めない女たち』を書いてくださった女性起業家の皆さんも、沢山の喜びの裏には多くの挫折や失敗があったことでしょう。
形態を変える、別の業務もしていくなど、変化してきているはずです。
その都度、それぞれの方の志やビジネスの目的地点に到達するまで、諦めなかったから今立っている現在地です。
皆さんも、諦めることなく、ビジネスを楽しみながら、人と係わることに喜びを感じて自分の仕事を
考えると、諦めない自分に自信が持てると思います。
諦めないあなたは、すごいです。